新潟競馬場
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新潟大賞典・新潟2歳Sの舞台となる新潟競馬場。
まず画像を見てわかる通り全競馬場中で一番長い直線だ。658.7mある直線は東京競馬場よりも130m程も長い。
そして日本最大のスケールを誇る外回りコース。2223mという1周距離(Aコース使用時)はご存知の通り日本最長である。
現在のコースは東京・中京と同じく左回り。日本でGI及びGI級競走を開催しない競馬場では唯一、内回り・外回りのコースを有する。また日本では唯一の直線1,000mのコースを有し、アイビスサマーダッシュ(GIII)も施行される。
3コーナーから4コーナーにかけて高低差1.6mほどの下り勾配が設けられているので、馬たちは自然と勢いがついて直線に向くことになる。このため、レースの上がりタイムは格段に速くなるのが常で、2008年5月の新潟大賞典では、優勝したオースミグラスワンが上がり3ハロン31秒9(推定)という驚異的なタイムをマークして話題を集めた。
これだけ長い直線で有利なのはもちろん、追い込み差し馬である。
タップリある直線を後方から追い上げる姿は圧巻である。

ダートも全体の高低差は0.8m(ダートコースの高低差は0.6m)と、ほぼフラットなレイアウトになっていることもあり、外回りコースに比べれば逃げ、先行馬の優位が増すのは事実としても、「内回り(及びダートコース)の直線も決して短くはない」ことは肝に銘じておこう。